異次元療法 vol.153

  • 2017.07.08 Saturday
  • 23:19

JUGEMテーマ:エッセイ

 

ちょうど一カ月前のこと、

寝ている私の身に再び不思議なことが起こったのである。

前回(vol.82)は高圧電流を全身に流されたのだけれど、

今回は「磁気」を全身に浴びたのだった。

 

その日は午前1時半過ぎにベッドに入り、

iphoneを手にした途端に深い眠りに落ちてしまった。

一つ鮮明に覚えているのは、

私の枕元でミーチョロというネコが、

尋常ではないくらい丹念に自分の体を舐めていたことだった。

 

やがて全身に衝撃を感じて目を覚ますと、

既に自力では体を動かせない状態であった。

 

「まただ・・・」

 

二回目ともなるとパニックの度合いは低くなるようで、

怖さ半分、面白さ半分が心の中で渦を巻き、

 

「えーい、いっそこのまま楽しんでしまえ!」

 

という衝動が胸に広がったのであった。

枕元にいたミーチョロが、

さっきと同じように自分の体をペロペロと舐めている、

その音がはっきりと耳に届いていたから、

私は心強くいられたのかもしれない。

 

 

今回体に受けた衝撃は前回とは少し違っていた。

全身に降り注ぐ初めての感覚はとても柔らかく、

決して嫌なものではなかった。

 

「あー、これは磁気なんだ。」

 

私はすぐにその正体が何であるかを知ることができた。

既に私の中には答えが用意されていて、

それをなぞって理解するという感じだった。

 

磁気を浴びている間、私はなんだか可笑しくなってきて、

一人でゲラゲラ笑い声を上げてしまった。

体を動かすことはできないけれど、

声を出して笑う自由は残されていたのだ。

そしてその間もミーチョロは、

マイペースに自分の体をペロペロと舐めていた。

 

磁気のじんわりとした感覚に慣れてくると、

私は無意識に心の中で呟いていた。

 

「もう少し強くても大丈夫。」

 

すると左のベッドサイドから突然、

 

「4に上げてみて。」

 

と誰かに指示を出す女性の声が聞こえてきたのだった。

しかし姿はまったく見えなかった。

 

「はい、4に上げました。」

 

指示を出された女性がそう言うと、

磁気のじんわりとした感覚が少し強くなるのと同時に、

余計に笑いが止まらなくなってしまったのだった。

そしてそんな自分を客観的に見つめている自分がいた。

 

「これって体にいいんですよね。」

 

私が心の中でそう尋ねると、

 

「YES.」

 

という今度は声のない返事が心の中に響き渡り、

そこでこの経験は唐突に終わったのである。

突然外で野良ネコのケンカが始まると、

私の体はふっと自由になり、

女性たちの存在は跡形もなく消えてしまったのだ。

 

(一体何だったのだろう・・・)

 

私はなんだか狐につままれたような気分に陥っていた。

それに同調するかのように、

枕元のミーチョロもペロペロするのをやめて、

ベッドからポトンと下りるや否や、

部屋を出て行ってしまったのだった。

 

私はすぐにiphoneを手探りで見つけて時間を確認してみた。

すると眠りに落ちてからたったの5分しか経っていないのだった。

しかしその5分が私にはずいぶんと長く感じられ、

二度目の不思議な夜もまた、私を呆然とさせたのである。

 

 

その後磁気について色々調べてみたところ、

現代医学に磁気治療というものは存在しなかった。

磁気枕や磁気ネックレスといった健康グッズは販売されているものの、

磁気の効能が医学的に証明されているわけではないということだった。

 

今後磁気がどのように活用されていくかは分からないけれど、

私に降りてきた感覚は、

「磁気がNK細胞に良い意味で働きかける」ということだ。

NK細胞とは「ナチュラルキラー細胞」のことで、

がん細胞やウイルス感染細胞など、

体に良くないものを攻撃するリンパ球のことである。

私の感覚が正しいかどうかは分からないけれど、

少なくとも私をケアして下さっている異次元の世界の方たちは、

既に磁気を活用しているということだろう。

いいや、磁気に限らず宇宙に存在する様々なエネルギーを。

 

そして私は今日ブログを書きながらふと思ったのである。

実はずっと昔から私はこんなふうに、

体をケアしてもらっていたのではないかと。

たくさんの存在に守られて、

今日まで奇跡的に生きてこられたのだとしたら、

それはもう精一杯感謝の気持ちで生きるしかないのだ。

 

魂だけでは人間になれず、

人間でなければ人生を経験できない。

経験をしなければ魂は磨かれないのだから、

やっぱり人間として体を持っている今のうちに、

たくさんの善い行いを経験するしかないのである。

 

さてさて次回はどんな異次元療法で、

私をケアして下さるのだろう。

なんだかワクワク楽しくなってきたから、

今夜はこの辺で眠るとしよう。

 

 

 

・・・つづく・・・

 

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