目方でドーン! vol.155

  • 2017.07.22 Saturday
  • 23:06

JUGEMテーマ:エッセイ

 

1975年4月から1982年3月まで、

日本テレビ系列で放送されていた

「目方でドーン!」という番組のことを、

なぜかふと思い出してしまった。

 

ここ最近、

テレビで毎日のように渡辺直美を目にしているせいだろうか。

 

「目方でドーン!」は今にして思えば、

とても斬新な番組だったような気がする。

毎回一般の夫婦3組が参加するゲーム形式で、

テレビスタジオ内に所狭しと並べられた家電や、

貴金属品、食品、生活雑貨の中から、

欲しい品物を男性が3分以内にかき集め、

総重量を女性の体重の±2kg(後に-3kgに変更)

以内に収めるというものだ。

もし誤差範囲内であれば、

選んだ商品をすべて貰えるという仕組みである。

ただし軽量方法は感覚のみ。

旦那さんはスタジオ中を駆けずり回って、

何度も商品を手で持ち上げて重量を感覚で計るのである。

 

この番組の最大の魅力は、

体重が重ければ重いほど夫婦が得をするということだ。

そして見ているこちら側も、

出演者の女性がふくよかであればあるほど、

最高にエキサイトできるのだった。

体重が重ければ選べる商品の幅が広がり、

その分旦那さんは汗だくで焦りまくることになるからだ。

そんなご主人にガンバレ!ガンバレ!と声援を送る奥さんもまた、

見ているだけなのになぜか汗だくになっていた。

けれどその図は幸せそのものであり、

太っていようがいまいが、

人が幸せに生きることとそれとは何の関係もないということを、

子供の私に悟らせてくれたのだった。

 

 

真夏の今、

テレビでも雑誌でも痩身の話題が取り上げられている。

どうやったら簡単に痩せられて、

何を食べたら、何を飲んだら体重が減るのかと。

街にはモデルのように細長い女の子が溢れ、

その後ろ姿は痛々しいほどに痩せていて、

そしてみんな似ている。

 

だからこそ今、渡辺直美なのだろうと思う。

今の日本の芸能界に於いて、彼女は唯一無二の存在だ。

あの重量感でプロも顔負けのダンサーであり、

可愛くてセクシーときているのだから見ていて飽きない。

そして彼女はいつの間にか、

自分という新しいジャンルを確立してしまったのだ。

何故そんなことができたのかと言えば、

理由はただ一つ、

自分自身に誇りを持っているからだろう。

 

「私は自分の体形に誇りを持っている。」

 

彼女の言葉がアメリカのある雑誌で取り上げられると、

多くのアメリカ人がそれに共感し、

彼女はその地でもたくさんの人に愛されるようになった。

 

自分に誇りを持って生きること、

それこそが自分を幸せに導く鍵なのだ。

 

 

さて、夫婦で力を合わせて商品を獲得する「目方でドーン!」は、

今ならどんな番組に仕上がるのだろうか。

自分の体重を正々堂々と世間に公表する妻を、

揺るぎない愛で包み込む夫。

果たして21世紀にはどれくらい、

出演可能なご夫婦がいることだろう・・・。

 

うーん、無性に見たくなってきた。

どなたか作ってくれないものか。

ちなみに初代司会進行役は、

レッツゴー三匹のお三方であった。

 

 

 

・・・つづく・・・

 

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