長寿大国日本 vol.156

  • 2017.07.30 Sunday
  • 01:06

JUGEMテーマ:エッセイ

 

つい先日、厚生労働省の公式サイトで発表された

2016年の日本人の平均寿命は、

男性が80.98歳、女性が87.14歳だった。

1990年当時は、

男性が75.92歳、女性が81.90歳だったことから、

26年で男女共に5歳以上平均寿命が延びたことになる。

推移表を見ると寿命は右肩上がりに伸びていて、

そのうち日本人は、

100歳まで生きることが当たり前になるかもしれない、

そんなふうにさえ思えてくる。

 

もしそうなったら、人は幸せなのだろうか・・・。

 

100歳になっても自分のことがちゃんとできて、

心身共に健康ならばそれはとても素晴らしい。

けれど、もし自分を活かすことができないなら、

私は100才まで生きなくてもいい。

 

私の望みの一つは、生涯現役でいること。

自分が生きている限り、

どんなに小さなことでも社会に貢献していたい、

どんなに少ない額でも、

自分の力で収入を得て生きていたい。

余生を送る代わりに、

人生を余すことなく生きていたいと思うのだ。

 

そんな私にとって最高のお手本だった日野原重明先生が、

7月18日に105歳でお亡くなりになった。

100歳を過ぎて尚現役でご活躍だった先生は、

世界に、そして日本中の人々に、

表現できないほどの愛と力を与えて下さった。

自分よりも遥かに若い患者さんを励まし、

支え、癒しておられた先生は、人間でありながら、

既に人間の領域を大幅に超えた存在だったような気がする。

 

そして世の中には日野原先生のように、生涯に渡り、

社会や人々のために貢献しておられる方がたくさんいる。

自分よりも年下の入所者を元気づけるために、

老人ホームを慰問し続ける芝居サークルのご老人たちや、

命がけで芸術作品を生み出し、

見る者にインパクトを与え続ける老齢の女流画家など。

 

そんなふうに自分の役割を全うしている人は、

見ていて本当に美しい。

全身全霊で生きる人生はこの上なく楽しそうで、

だから私はそんな生き方に強く惹かれるのだ。

 

人口の27%が65歳以上というこの国で、

最も大切なことは、どう生きるかなのだと思う。

長生きするために生きるのではなく、

イキイキと生きた結果が長生きならばいい。

人に与えられたら自分も与えて、

バランスよく生きられたらいい。

そしていつの間にか役目が終わって、

シュルッとお空に還れたらいい。

 

そんな人生を送れたら、

最高に幸せだろうなと思うのだ。

 

ちなみに長寿は世界第2位なのに、

幸福度では51番目。

そんな日本で暮らすお年寄りたちを、

少々不憫に思う今日この頃である。

 

 

 

・・・つづく・・・

 

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