私の持ち物 vol.175

  • 2017.12.09 Saturday
  • 05:07

JUGEMテーマ:エッセイ

 

誠に有難いことに、

私には雨風をしのげる家があり、

田舎暮らしに欠かせない車もあり、

そのうえ健康だ。

 

寒い冬を快適に過ごすための暖房器具も、

ふかふかの布団もセーターもある。

私の生活は何不自由なく、

前へ向かって進んでいる。

 

そんな恵まれた毎日に、

私はとても感謝しているけれど、

そのうちのどれ一つをとってみても、

実は完全なる自分の所有物ではないことも知っている。

私がこの世を去る時に、

あの世に持ち帰れるものなんて何一つなく、

大好きな自分の体でさえも、

神様から一時的にお借りしているものなのだ。

 

だから私は「与える」という言葉の傲慢に、

時々耳を塞ぎたくなる。

神様からお借りしているものを、

どうやって他人に与えることができようと。

 

もしも裕福な人が困っている人に

何かを差し出したとしても、

それは与えるのではなく共有するということ。

 

やがて人は天寿を全うすれば、

魂という本質になり、

生きている間に得た経験だけを携えて、

故郷へと帰っていく。

 

それは人として生きることの

最大の目的を物語っている。

私たちはきらびやかな宝石を得るために

この場所に生まれたのではなく、

様々な経験を通して魂が成長するために、

今ここにこうして生きているのだ。

 

ならば与えるという傲慢ではなく、

共有するという謙虚さの中に生きながら、

魂の成長を感じていたいものである。

 

 

 

・・・つづく・・・

 

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