結婚 vol.20

  • 2016.11.29 Tuesday
  • 01:26

JUGEMテーマ:エッセイ

 

私は今まで2回結婚して、そして2回卒業した。

そのどちらの結婚も、私の人生にはなくてはならないもので、

ふたりの夫たちは私にとって、かけがえのない存在なのである。

 

そもそも私の「結婚」に対する概念は、他の人と違うということに、

2回目の卒業をしてから、やっと気づいたのだった。

 

私にとっての「結婚」とは、二人がより良くなるためのもの。

お互いがより自分らしくいられるように、自由に向上していくためのもの。

 

だから私には「結婚」というスタイルがそもそも向いていないことが、

2回目の卒業をした後に、初めて分かったのである。

 

奥さんは地に足を着けて、家庭をちゃんと守らなくてはならないのだ。

 

前職のセールストレーナーをしていた頃、

私の周りにはたくさんの女性スタッフがいた。

新卒の子もいれば、50歳を超えた熟女もいらっしゃり、

結婚している人も、していない人もいた。

 

職業柄、皆さん身だしなみにもきちん気を配られていて、

その上、美人でスタイルも良く、礼儀作法もちゃんとできている。

 

にも関わらず、結婚どころか、彼氏いない歴〇年、というスタッフも結構いた。

 

「えーっ! 今の男たちは何してるの? 私が男だったら放っとかないのにー!」

 

と、私はよくふざけて言っていたが、今の男性たちは本当に何をしているのだろう。

 

セールススタッフの中に、唯一20代後半の独身男性がいたので、

結婚について聞いてみた。すると、

 

「僕は別に結婚したいとは思わないなぁ。ひとりの方が気楽だし、

給料も自分だけのために使えるから。」

 

という答えが返ってきた。うわぁー・・・。まるで男気を感じない。

女性スタッフたち曰く、そんな男ばっかですよ。 えーっ? そうなの?

そして彼氏がいるスタッフは大抵、自分から告白していたのだった。もうびっくり!

 

昔話になってしまうが、私はリアルにバブル時代に生きていて、

何もかもにエネルギーがみなぎっていた世界を知っている。

周りの男たちは圧倒的に肉食で、私たちはいつでも姫でいられた。

 

だから告白なんて男からするものだとずっと思っていた。

夢を熱く語る男はいくらでもいたが、

夢を持たない男は私の周りにはひとりもいなかった。

 

生れてくる時代によって、人生はずいぶん変わるものなんだなぁと、

私はつくづく思ったのである。

 

もし今この時代に私が20代だったら、結婚していただろうか。

きっと、あー、あの人スキだなー、ってぼんやりしていて、

相手もぼんやりしていて、お互いぼんやりしたまんま、

30歳過ぎてもいいお友だちのままなんじゃないだろうかって思えてくる。

 

だから今この時代、男気のある男性に出会えた人は本当にラッキーなのだ。

 

20代後半の女性スタッフたちは、今すぐ結婚したいと言っていた。

遅くてもいついつまでに結婚しないと、子どもが3人産めないとか、

仕事を続けるなら、実家の近くに住まないと等々・・・。

 

みんなずいぶんしっかりしているなぁと、私は度々感心したのだった。

 

そんな彼女たちは、私のかつての結婚生活についてもよく質問してきた。

けれど、そもそも私の「結婚」に対する概念が、

彼女たちにはなんの参考にもならないようで、

真面目に結婚を考えていた彼女たちからは、やがて何も聞かれなくなってしまった。

 

これでも私は、真面目に結婚生活を送っていたのだけれど・・・。

 

昨日、作家の阿川佐和子さんが、遂に結婚!と報じられた。

入籍はまだしていないとのこと。

 

いずれにしろ私はえーっ? あの阿川佐和子がー?? と、とても驚いたのだった。

今まで散々結婚したい!したい!したい!と叫んでいたのに、

結婚しなかった(できなかった?)。

それなのに、63歳にして入籍するかも、なんて、本当にびっくりだ。

 

そしてよくよく考えてみたら、熟年結婚っていいな、ということに気づいたのである。

 

なぜならもう子どもを産む必要はなく、

世間体を気にして無理やり結婚っていうわけでもなく、

なんなら別に入籍しなくても良いだろうに、

それでも籍を入れようかとふたりで相談しているなんて。

 

これは究極の「愛」ではなかろうか。

人生、酸いも甘いも噛み分けて、

その上でこの人と一緒になりたいと思えるのだから、

心から愛しているのだろう。

 

若い頃のように、勢いで決めるのではなく、

じっくりゆっくり考えた挙句、やっぱりこの人!と決めるのだから、

覚悟の度合いが違うのだ。

 

何の制限もない熟年結婚。

これからますます増えていくのではなかろうか。

 

熟年世代に希望の灯をともした阿川佐和子。

ビバ!結婚! ビバ!佐和子なのだ!!

 

 

 

・・・つづく・・・

 

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