守られる力 vol.29

  • 2016.12.09 Friday
  • 01:35

JUGEMテーマ:エッセイ

 

「カオルさんて、何かこう、すっごい力で守られているような気がする。」

 

前職のジュエリーセールストレーナー時代、私は後輩からよくそう言われていた。

女性の職場なので、不思議な話題はとても多いのだ。

 

「うん、そうだよ。私ね、すっごいたくさんの存在から守られてるの。」

 

「やっぱりそうですかぁ。それでどれくらいたくさんの存在がいらっしゃるんですか?」

 

聞く方は興味津々、いつでも目がまん丸になる。

 

「このお店に入りきらなくて、外まで溢れ返っちゃうくらい。」

 

私はそう言って、その日入店している店舗をぐるり見渡すのだ。

 

「へー、それは大変ですね。

カオルさんが動くたびに、皆さんも一緒に移動するんですよね・・・。」

 

後輩は真剣な顔をして、移動の風景を想像するのだった。

私はその都度、素直な後輩たちのことを、クスッと笑って見ていた。

 

けれど私が言っていることは決して嘘ではなかった。

私はたくさんの守護霊様や守護神様や、

自然の中に存在する数えきれないほどの高次のエネルギー、

そして天使になった犬やネコたちに守られている。

数えきれないほどの存在が私を包み、すべての瞬間をお守り下さっている。

 

だから私の周りはいつでも守護のエネルギーで溢れ返っているのだ。

 

私がそう言うと必ず、

 

「いいなぁ〜。」

 

と後輩たちは羨ましがった。けれど私が特別なのではなく、

すべての人が、私と同じくらいたくさんの力によって守られている。

それは紛れもない事実なのだ。

 

今、この瞬間、こうして無事に生きているということ自体が奇跡なのだから。

そしてこの奇跡は、自分一人では絶対に成しえない。

 

朝起きて、会社へ行って、仕事して、夜、家に帰って来て、

ごはんを食べて、お風呂に入って、温かい布団にくるまって寝る。

この繰り返しについつい、

 

「あー、私の人生、なんて平凡なんだろう!」

 

と言いたくなるかもしれない。

けれどその平凡が、ある日突然奪われる人たちだっているのだ。

 

私は毎日必ずニュースを見るけれど、そのたびに、

 

(あー、一日を無事に生きるって、なんて奇跡的なんだろう・・・)

 

と心からそう思うのだ。

 

いつもの道をいつもと同じように歩いていただけなのに、

不慮の事故に巻き込まれて亡くなる方がいる。

 

たまたま年に一度の海外旅行を、その時期にしただけなのに、

行った先でテロ事件に巻き込まれて亡くなる方がいる。

 

そうやってある日突然、不慮の事件、不慮の事故に巻き込まれて、

平凡な日常を奪われる人がたくさんいるのだ。

 

それは命を奪われたご本人にとって、残されたご家族にとって、

どれほど無念で悔しくて悲しいことなのか、想像してもし足りない。

 

だからそういう方々のご冥福をお祈りしつつ、

今こうして平凡に生きられることと、

いつでも守護して下さる存在に感謝することが、

何より大切なのだ。

 

「私はカオルさんみたいに守られてるって実感がないな・・・。」

 

後輩たちがそう言うたびに、私は毎度説明するのだった。

 

「もしも守られてるっていう実感がないとしたら、

それは自分自身の電源を入れてないからだよ。

どんなに電波のいいところにいたって、

電源を入れなければ、iphoneは存在しないのと一緒でしょ。」

 

どんなに強い力でお守り頂いたとしても、

私たちがその想いをキャッチしなければ、守りの力は通り抜けてしまう。

 

ピッチャーが投げた球をキャッチャーがちゃんと受け取ってこそ、

意思の疎通は成立するのである。

 

玉を上手に受け取るために必要なミットは、

守護の力を信じる心、すべてに感謝する心、愛のある行動、

他の命を慈しむ行動に他ならない。

 

頑丈なミットを手に入れさえすれば、

どんな強力な球でも、うまく受け取れるようになるのだ。

 

守護の力はいつでもすぐそばにあって、私たちを全力でお守り下さっている。

たとえ見えなくても、たとえ感じなくても、確かにそこにあるもの。

だからいつでもありがとうと感謝して、その存在を受け入れればいいのだ。

 

一瞬トイレに立ち上がるだけでも、

守護の存在は一斉に民族大移動を始める。

こんなに愛情深い大家族を無視するなんて、私には到底できない。

 

だから独りぼっちが寂しいなんていう気持ちが、

そもそも私には分からないのだ。

 

独りぼっちという状況は、そもそも存在しないのだから。

 

 

 

・・・つづく・・・

 

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